Post ZMPC 2018 School参加報告
東京工業大学大学院科学技術創成研究院ナノ空間触媒研究ユニット
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2018年8月9~11日にかけて,標記の行事が栃木県日光市の鬼怒川温泉ホテルにおいて開催されました。今回のポストスクールは例年行われている「ゼオライト夏の学校」としての位置づけでもあり,海外の先生方にゼオライトについて教えて頂ける貴重な機会となりました。
講演は5件の講演があり,Ana Palčič先生からは「New Insights on The Formation Mechanism of Zeolites and Its Analysis」というタイトルでゼオライトの生成メカニズムについて,Manuel Moliner先生からはゼオライト合成における無機,有機構造規定剤の影響とゼオライトの設計について,Paul A. Wright先生は「Materials for Carbon Capture」というタイトルでゼオライト,MOFの吸着材,膜としての応用について,Javier García-Martinez先生はメソ孔を持たせたゼオライトに関する合成と応用についての講演がありました。それぞれの講演ではゼオライト合成における基礎から応用まで幅広い講演内容でした。午前中の講演の後には海外の参加者に日本を楽しんで頂けるよう,日光東照宮へ行きました。観光先では自由行動で各々が日本文化に触れ楽しんでいました。観光の後は,Takashi Tatsumi先生の講演があり,「Recent Advances in and Future Prospects of Zeolite Catalysts」というタイトルで酸化触媒としてのゼオライトの開発についての講演をして頂きました。また,講演では現在開発中のゼオライト触媒の話もあり具体的な開発を知れる貴重な機会でした。講演後は全員で浴衣を着用し夕食を頂いたり,カラオケをしたり,海外の参加者の方々に日本の旅館の楽しみ方について知って頂きました。
今回の講演でゼオライトに関する研究は広い分野で展開されており,応用の幅も広いことを再認識致しました。今回の講演を聞き,今後のゼオライト合成,応用の更なる活性化の一助となれるよう,精進していきたいと思います。おわりに,Post-ZMPC 2018 Schoolの実行委員であった多湖先生,里川先生,上村様をはじめ関係者の皆様に,この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
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