ゼオライト単結晶の育成
東京大学大学院工学系研究科
ゼオライトの構造に起因する特異的な物性を利用して,新しい物理的現象を見い出そう,更にこれをもとに新規デバイスを開発しようという研究が盛んになってきている。その際に,少なくともミリメーター,できればセンチメーターレベルの単結晶の育成が不可欠となるが,合成ゼオライトの多くは~数100 µmのサイズに留まっている。
本解説では,ゼオライト結晶が大きくならない理由を,多くの場合に生成物が準安定相で合成されている点に着目して,考察を行う。また水熱育成法,フラックス法により安定相としてミリ~センチメーターサイズでカンクリナイト,ソーダライトを育成した例を紹介する。
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