プロファイルフイッティング法によるX線粉末データの精密解析
九州大学理学部地球惑星科学科
X線粉末法はX線を用いて結晶の構造状態を見る最も簡便な方法で,多くの研究室で広く利用されている。しかし,X線粉末法では,三次元的に分布する逆格子情報を一次元に重ね合わせて取り出すため,得られたデータから結晶の構造状態を引き出すことは,回折線の重なりのために非常に難しいものとなっている。ここでは,重なり合った回折線の分解にプロファイルフイッティング法を適用し,回折線の位置,強度,形を精度よく決定することによって,輝沸石-斜プチロル沸石の精密な格子定数や,陶磁器中の非晶質相の含有量を決定した。また,50 µm大の石英の微小結晶についても,Gandolfiカメラで得られた粉末回折パターンにプロファイルフイッティング法を適用することによって,精密な格子定数が得られることを示した。
Key words: X-ray powder diffraction; Profile fitting; Lattice parameters; Amorphous; Small crystal
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