ゼオライト触媒の活性劣化
京都大学工学部化学工学教室
ゼオライト固体触媒は,その結晶内に低級炭化水素の分子サイズとほぼ同じサイズの径の細孔を持つため,高い形状選択性を示す。しかし,その細孔構造に起因する劣化は従来の金属酸化物触媒に見られない特異なものである。本解説では,コーク付着とシンタリングにともなう劣化を解説する。コーク付着では,コークの生成機構,温度依存性,酸特性の影響,付着場所,劣化機構,拡散係数の変化,劣化のモデル,燃焼再生反応を取り扱い,ゼオライトの細孔構造と酸特性と関係づけて述べる。コーク付着した触媒の燃焼再生反応では触媒は高温・水蒸気雰囲気下にさらされる。この条件下ではシンタリングが進行し,脱アルミ等がおきて触媒活性は不可逆的に劣化する。シンタリングについては,その機構と対応策についてふれる。
Key words: Zeolite; Deactivation; Coke; Diffusivity; Sintering
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